祭の斎王代って何?斎王代の紹介と選出について
葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭です。
京都三大祭のひとつで、日本の祭のうち”最も優雅で古趣に富んだ祭”として知られています。
古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かいます。
平安時代以来、国家的な行事として行われてきた歴史があり、日本の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残され、葵の花を飾った平安後期の装束での行列「路頭の儀」が有名です。
「路頭の儀」は、現代に蘇る平安絵巻とも言われています。
画像引用元:https://www.kyokanko.or.jp/
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斎王代とは?
女人列の中心となるのは、 十二単をまとい御腰輿(およよ)に乗った「斎王代」です。かつては、斎王と呼ばれる人物が列の中心にいました。
斎王代の「代」には、「斎王に代わる人」という意味があります
その昔、宮中での古来の神への崇敬の念を表す行為の1つに、「未婚の皇女を神の御杖代(みつえしろ)として差し遣わされる。」という慣わしがありました。
斎王(斎皇女(いつきのみこ)とも呼ばれる)は、伊勢神宮または賀茂神社(上賀茂、下鴨両神社)に巫女として奉仕した、未婚の内親王または女王(親王の娘)をいいます。

「葵祭の斎王代」どうやって決めるの?選出方法は?
「葵祭行列保存会」で毎年選考が行われ、一般の女性から推薦で選ばれます。一般公募はされておらず、京都にゆかりのある女性(主に20代)が選ばれます。
斎王代に選ばれた歴代の方々は、京都ゆかりの寺社・文化人・実業家などのご令嬢がほとんどです。
その理由のひとつとして、斎王代として参加するためには、必要な費用が高額だからといわれています。
その額なんと!数千万円??
・・・一般人にはとても難しい金額ですね(汗;
歴代の斎王代(動画等)過去3年程度
では過去にどんな方が斎王代を務められたのでしょうか?少し振り返ってみたいと思います。
2014年 第59代斎王代 太田梨紗子(りさこ)さん(当時 神戸大文学部在学 20歳)
京菓子製造会社「老松」の4代目当主、太田達さんの長女です。
2014年の葵祭・斎王代の動画です
2013年 第58代斎王代 長瀬摩衣子さん(当時 聖心女子大文学部在学 20歳)
プラスチック製造加工業の「キョーラク株式会社」の社長、長瀬孝充さんの長女です。
2013年の葵祭・斎王代の動画です。
2012年 第57代斎王代 亀井敦子さん (当時 自動車販売会社社員 28歳)
天正12年(1584年)創業の老舗の呉服店「ゑり善」の社長、亀井邦彦さんの長女です。
こちらは亀井敦子さんの会見動画です。会見もするんですね。
今年はヒロインの斎王代にはどなたがえらばれるのか?
葵祭の楽しみのひとつでもありますね
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