6月といえばかたつむりが気になって飼育してみる
梅雨の時期になると、あちこちで見かけるかたつむり。
「家で飼育してみたい」、「または子供がどこかで見つけてきたのを飼いたがってる」、「自由研究に使いたい」、そんな人も多いんじゃないでしょうか?
そこで今日は、かたつむりの飼育方法についてご紹介します。
画像参照元:http://www.photo-ac.com/
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かたつむりの飼育方法
飼育する巣箱は?
一般的な昆虫飼育用のプラスチックケースが最適です。
画像参照元:http://ecol.zool.kyoto-u.ac.jp/~nishi/snail/siiku3.jpg
または、広口のビンにガーゼで蓋をして、通気性を保つものでもいいでしょう。
巣箱は、直射日光が当たらない涼しい場所で、風の通りがいい場所が最適です。
巣箱に入れるものは?
かたつむりは乾燥に弱い生き物です。飼育する巣箱の中は、土を入れて霧吹きで湿らせたり、濡らした新聞紙を敷くと乾燥が防げます。
また、かたつむりが登れるような小枝や石などがあると、見ていても楽しめますよ。
巣箱の中は、湿っていると不衛生になりがちです。
一週間に一度は中身を全部入れ替えてあげましょう。
かたつむりのエサは何?
かたつむりを飼育する上で、忘れてはいけないのがエサ。かたつむりは基本草食なので、白菜、キャベツ、きゅうりなどがエサになります。
それだけではなく、意外なことに卵の殻やコンクリート片もかたつむりのエサになります。
どちらもエサというにはちょっと変な感じもしますが、かたつむりがカルシウムを補給するためになくてはならないものなのです。
飼育すればわかる!?かたつむりの意外な生態
日本には、約800種類のかたつむりがいると言われています。あまり考えたことのないかたつむりの生態ですが、意外な事実が隠されていました。
雄雌の見分け方!?と産卵について
実は、かたつむりは雌雄同体なんです。交尾は、お互いが雄と雌の役割をして、お互いに産卵します。
産卵は、春先から夏に向けて盛んになるので、この時期に複数のかたつむりを飼育していると、産卵に出会えるかもしれません。
土の中に産卵するので、飼育していて産卵が考えられるときは巣箱には新聞紙ではなく土を入れるようにしましょう。
かたつむりの寿命は?
小さなかたつむりだと寿命は1年位ですが、大きなものだと大人になるまでに1~2年。数年から、場合によっては10年位生きるものもいるようです。
冬場は冬眠もするんですよ。
もし、飼育している間に冬を迎えることになれば、土と落ち葉を巣箱に入れて、温度が5度以下にならないような場所においてあげましょう。
貝は右巻き?左巻き?
かたつむりのあの独特の渦巻き模様、右巻きのものと左巻きのものがいます。右巻きのものと左巻きのものでは、体の構造も左右逆なんですよ。
そのため、渦巻き模様の向きが違うかたつむり同士は、交尾をすることができないんだとか。

画像参照元:http://pds.exblog.jp/pds/1/201311/22/59/e0039759_23495727.jpg
何気なく、どこにでもいるような気がするかたつむり。
でも実は、まだまだその生態には謎も多く残されているようです。
なんだかミステリアスな生き物、かたつむり。
ちょっと見る目がかわりそうです(笑)
今回はかたつむりの飼育方法について、まとめてみました。
ゆっくり、ゆっくり動くかたつむり。
この機会に忙しい毎日を、ちょっと振り返るのもいいかもしれませんね。
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