便秘に効果的な水溶性食物繊維の特徴と摂取★目指せスッキリ
とある中年女性の会話です。
A子さん:「大きな声では言えないけれど、なんだかこの頃お腹が張っちゃって、便秘ぎみなの…歳のせいかしら?」
B美さん:「あらあなたも?アタシもなのよ。胃もたれがするから、ダイエットのためにも小食にしているのに、おかしいわねぇ、溜息。」
画像引用元:http://季節の病.com/benpi-waruitabemono-655
そんな奥様方へ、今日は食物繊維のお話です。
ここからはまじめにいきますね(笑)。
加齢などにより胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下すると、消化に時間がかかるため胃もたれや胸やけを起こしやすくなります。
また、大腸の蠕動運動が低下すると便秘になります。
便秘になるとお肌の状態が悪化するだけでなく、酷い場合は便秘から大腸がん等の大きな病気になることもあるので、ただ事じゃありませんね。
「便秘改善の為にサラダ(食物繊維)を沢山食べよう!」と考える人は多いと思います。
でもこの食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類があるってご存知ですか?
これらを上手く摂取しないと「サラダを大量に食べているのに便秘が解消されない?!」なんてこともあり得るのです!
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・便秘に効果的な食物繊維、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維ってどう違うの?
前述したように水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類がある食物繊維のそれぞれの特徴と代表的な食品を確認しましょう。・水溶性食物繊維
植物の細胞内にある貯蔵物質や分泌物で、水に溶け、食品の水分を抱き込んでゲル化(ゼリーのような状態)します。このため、人体に好ましくない物質の吸収を妨げ、便として排出させる働きをします。
野菜、果物、芋、豆等に多く含まれます
・不溶性食物繊維とは?
植物の細胞壁の構造物質が中心となっていて、水に溶けず、水分を吸収して膨れます。このため、腸壁を刺激して腸の蠕動運動を盛んにし、食物の残りかすなどを速やかに体外に排出してくれます。
ごぼう、豆類、玄米・小麦ふすま等の穀類、いも類・きのこ類に多く含まれます。

画像引用元:http://bennpikaisyouhou.com/category16/entry116.html
・便秘の状態を確認し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらが有効かを見極める
・「痙攣性(腸が変な動きをする)タイプの便秘」の場合
おなかはごろごろいっているのに便がおりてこない。いつもコロコロ便・便秘と下痢を交互にする。腸の蠕動運動が活発になりすぎて、便秘と下痢を繰り返してしまいます。
ですので、腸を刺激してはいけません!
「水溶性食物繊維」を多く摂りましょう。
・「弛緩性(腸が動かない)タイプの便秘」の場合⇒こちらは不溶性食物繊維を!
便の回数が少ない・お腹がごろごろ言わない・年をとってからの便秘(蠕動運動する回数が減った)の人は、「腸が動かない」タイプだから、腸を動くように刺激をしてやらなくてはいけません。
症状からすると、痙攣性便秘とは逆のパターンですよね。
便がたくさんたまってきている事を訴えかけるのが「不溶性食物繊維」です。
この様に歳をとって便秘がちになった(便の回数が少ない・お腹がごろごろ言わない)人は不溶性食物繊維を多く摂取するように心がけましょう。

画像引用元:http://硬い便を柔らかく.com/
・不溶性食物繊維だけ摂取すれば便秘は改善される?
水分をあまりとらないと便が固くなって便秘が悪化してしまう事もあります。また、偏った食事(食品)を摂取することは栄養面でも体にもよくありません。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取することがより効果的だと考えられます。
過剰摂取にも注意しましょう。
摂取し過ぎるとミネラル(鉄分、カルシウム、亜鉛など)吸収を妨げる原因にもなるので適量摂取を心がけてください。
便秘は美容の大敵です。いくつになっても綺麗でいたいというのが女心。
体の中から綺麗にすることが美しさの秘訣でもありますよ。
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