プロ野球の交流戦|過去の結果は?なぜ試合数削減?
プロ野球、キャンプとオープン戦が終わったら、今年もいよいよペナントレースの開幕ですね。
今年のペナントレースはどんな試合が行われ、どこが優勝するのでしょうか。
そして、ペナントレースの中で気になるのは、ここ10年ほど行われている「セ・パ交流戦」。
ペナントレースの途中に行われていますが、この交流戦はどういう位置づけなのでしょうか?
プロ野球セ・パ交流戦は、オールスター戦のように、「お楽しみ試合」的な位置づけかと思っていたら、実はペナントレースの結果に反映されるのです。
チームの勝敗だけでなく、打率なども結果として含まれますから、選手にとってもファンにとっても大切な試合の一つなんです。
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プロ野球交流戦 過去の結果一覧
2005年に始まったプロ野球交流戦。これまでの成績はどうだったのでしょうか?セ・リーグとパ・リーグ、交流戦で優位だったリーグのほうが日本シリーズでも優位になるのでしょうか??
結果はこちらの通り。
年度 |
1球団の交流戦 試合数 |
セ・リーグ勝数 | パ・リーグ勝数 | 引き分け | 日本一になったチーム |
2005 | 36 | 105 | 104 | 7 | (パ)ロッテ |
2006 | 36 | 108 | 107 | 1 | (パ)日本ハム |
2007 | 24 | 74 | 66 | 4 | (セ)中日 |
2008 | 24 | 73 | 71 | 0 | (パ)西武 |
2009 | 24 | 67 | 70 | 7 | (セ)巨人 |
2010 | 24 | 81 | 59 | 4 | (パ)ロッテ |
2011 | 24 | 78 | 57 | 9 | (パ)ソフトバンク |
2012 | 24 | 67 | 66 | 11 | (セ)巨人 |
2013 | 24 | 80 | 60 | 4 | (パ)楽天 |
2014 | 24 | 71 | 70 | 3 | (パ)ソフトバンク |
交流戦で勝率が高いほうが日本シリーズを制すのかな、と思っていたのですが結果は全然関係無いようですね(笑)

プロ野球交流戦 2015年から試合数削減。なぜ?
2005年から始まったプロ野球交流戦ですが、2006年までは各チーム年間36試合、その後は年間24試合行われてきました。それが2015年からは18試合に削減されるんだそうです。
その理由は、交流戦をペナントレースの日程に組み込むのがスケジュール的に厳しいため。
2015年は11月1日までに日本シリーズを終わらせることになっているため、2連戦ずつ行う交流戦よりも3連戦行う通常のペナントレースを多くして、移動日などの日程ロスを極力短くすることになったようです。
しかし、パ・リーグ側は従来通り24試合を希望していたり、一方で廃止論があったりと、プロ野球交流戦をめぐっては今後もまだまだ変化がありそうです。
プロ野球交流戦減少の裏にプレミア12
ではなぜ、2015年は11月1日までに日本シリーズを終了しなければならないのでしょうか。実は、11月にはプレミア12と呼ばれる国際試合が開催されるので、侍ジャパン(日本代表チーム)の練習と強化試合の日程を考えると、ペナントレースを早く終わらせる必要があるんですね。
プレミア12とは、「WBSC野球ランキング」のトップ12カ国が出場できる大会で、侍ジャパンのようにトップチームだけでなく、U12、U19、U21のアンダーチームも出場します。
トップチーム同士が競うWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは違い、野球の「国力」のトップを競う大会で、今後は4年に一度開催されるそうです。その記念すべき第一回が、日本と台湾で開催されるんです。
ペナントレースも楽しみだけど、プレミア12も新たな試みで面白そうな大会ですね。
プロ野球の交流戦削減は野球ファンにはちょっと残念ですが、2015年も日本の野球界は熱くなりそうです。
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