薬は飲み合わせが大事です。副作用が起きないようにね!
薬には飲み合わせがあることをご存知ですか?
風邪やアレルギー等の治療の為に購入した薬も、飲み合わせ(薬と薬、薬と飲み物や食べ物の組み合わせなど)を誤ってしまうと効果が弱まったり、強まったり、副作用が強く出てしまう事があります。
薬に添付されている説明書には、一緒に飲んではいけない薬等について記載されていますので、忘れずに確認をして用法容量を守って服用しましょう。
画像引用元:http://allabout.co.jp/
スポンサーリンク
医療用医薬品+OTC医薬品(一般用医薬品)の飲み合わせ副作用
OTC医薬品とは薬局・ドラッグストアなどで販売されている一般用の医薬品のことをいいます。病院から薬を処方してもらっている方は、市販の頭痛薬やかぜ薬などの利用をする場合は、あらかじめ医師・薬剤師に相談をしましょう。
また、購入する時に商品の説明書を見るか、薬剤師に確認をしてくださいね。

画像引用元:https://www.tanabe.co.jp/
代表的な注意するべき飲み合わせ
医療用医薬品 | OTC医薬品 | 問題点 |
---|---|---|
痛み止め(内服薬) | 総合かぜ薬 | 解熱鎮痛成分が重くなるので、効き過ぎや副作用が出やすくなります |
解熱鎮痛剤 | ||
アレルギー用薬 | 総合かぜ薬 | 抗ヒスタミン薬など、炎症を抑える成分が重なり、副作用で眠気が強く出やすくなります。 |
咳止め薬 | ||
乗り物酔い止め薬 | ||
解熱鎮痛薬 | 副作用で眠気が重なり、強く出ることがあります。 | |
向精神薬 | 総合かぜ薬 | 副作用で眠気が重なり、強く出ることがあります。 |
鼻炎薬 | ||
乗り物酔い止め薬 | ||
解熱鎮痛剤 |
OTC医薬品+OTC医薬品の飲み合わせによる副作用
便秘薬には、腸まで溶解せずに運ばれる様に工夫している錠剤が少なくありません。胃腸薬の中には、一緒に飲むと便秘薬が早く溶けてしまい、効果が出なかったり、吐き気や胃痛などの副作用を一時的に起こすものがあります。胃腸薬を服用した時は、便秘薬との服用間隔を1時間以上開けるようにしましょう。

OTC医薬品+食品の飲み合わせによる副作用
便秘薬と牛乳、乳製品
普段胃の中は強い酸性で、大腸は中性です。ビサコジルを主成分とする便秘薬(腸溶錠)は、中性になると溶けるように作られています。食後は、食べ物で胃酸が薄まって中性に偏っているため飲んではいけません。就寝前などの空腹時に飲むようにしてください。
同時に、牛乳と一緒に飲むと胃で溶ける事があります。また、ヨーグルトなどの乳製品には整腸作用があるものが多く、お通じもよくするといわれていますが、牛乳同様、ヨーグルトも便秘薬と一緒にとるのは避けましょう。
乳製品を食べるときは、効果が出なかったり、副作用の原因になりますので、便秘薬の服用前後1時間以上空けてください。

抗菌剤(イソニアジド)とイワシ・カジキ・マグロなどの魚
このような魚は、ヒスタミンというアレルギー症状の原因物質を多く含んでいます。イソニアジドは、ヒスタミンの代謝を妨げるため、ヒスタミンが体に蓄積してアレルギーのような中毒症状(頭痛、悪寒、顔が赤くなるなど)が起こることがあります。ほとんどの薬とアルコール
薬の代謝に影響し、作用を増強したり弱めたりします。思わぬ副作用(例えば、急性アルコール中毒など)を招くこともあるため、注意が必要です。薬をお酒で飲むようなことは、絶対にやめましょう。
薬の飲み合わせではなく、薬のアレルギーの場合や他に副作用の原因がある場合も!
薬を飲んだ後に、以下のような副作用的症状が現れた場合は、飲み合わせと関係なく薬に対してのアレルギー反応かもしれません。特に、初めて服用する薬を飲んだ後には注意をしてください。
発疹やかゆみ蕁麻疹などの皮膚の異常・発熱や体が熱い・頭痛・血圧の低下(気分が悪い・寒気・力が入らない)・手足の痺れ・関節痛等・・・これらの症状が出た場合は、放置しておくと生命にかかわる場合があります。異常が現れた場合は薬を中止して、できるだけ早く病院で診察を受けましょう。
また、”別の病気にかかっている”・”飲み合わせと関係なく食品等のアレルギー反応が出ている”等の可能性もあります。
例えば、”歯医者で抗菌剤を処方され服用していたが魚は食べていない(前述では頭痛、悪寒、顔が赤くなるなど)、以前も同じ薬を処方され服用時は副作用が出ていない。しかし、頭痛がして悪寒もする” 等です。
この場合は、風邪に感染している等、他の病気を併発している可能性があります。
病院で必ず診察を受けて原因を解明して適切な処置を受けてくださいね。
薬は飲み合わせを間違うと、症状を改善するどころか悪化させてしまいます。必ず薬の説明書に書いてある注意事項を確認して、正しく飲んで、副作用を早く治してくださいね。
スポンサーリンク